友成 冨美さんのご紹介

友成 冨美さんは、元々経営者だった訳ではありません。青山学院経営学部卒業、東京エレクトロン財務部に勤務。当時としては当然の如くご結婚を機に退社され、その後は専門の経理を生かして派遣で財務経理のお仕事をされてました。
その合間に趣味を生かして料理教室を自宅で開催しながら、料理研究家の助手としての活動も行うなど、日本の主婦としてはごく普通のご生活だったのです。

それが、1998年 ご主人の会社の世代交代に伴い、友成工芸(製造業)の経営に参画されることに。
下請け製造業の町工場は全くの未知の世界。当時会社には 社長を含め、職人としての腕は一流でも、経営、マーケティングやデザインなどに長けた方がいなかったが為、彼女は自分で動くことを決め下請け工場からデザインを提案する工場への脱却をはかり現在に至ったそうです。

2014年に友成工芸とは別会社としてカンボジアで日本の技術で人材を育成するための株式会社T O M O N A R Iを国の創業補助金を受けて起業。
アクリル枡 mas/mas(マスマス) の販売をスタートさせます。
その後、2018年カンボジア政府労働省とMOAを結び、国立職業訓練学校において彫刻機械を設置し、機械彫刻技術を先生等に教えるようになります。今回ご紹介するアクリル枡0.3合の「クメール柄」は現地で彫刻し、買取り、日本で販売しているのです。
2021年からは、アクリル枡mas/mas(マスマス)のオリジナル製作(詳細はHPで)の売上の5%を「マスマス基金」として積立て、カンボジアの貧困層の子供達が技術を学ぶための奨学金として活用する事を決めたそうです。
普通の主婦だった冨美さんがカンボジア政府との関係を築き、雇用の補償だけでなく、奨学金まで生み出されたことを、日本の女性としてとても誇りに思います。
経営者の方ならお分かり頂けるでしょうが、国の補助金を取ることや、対諸外国との契約などは、書類仕事だけで気が遠くなるような道のりであり、その間、何度も不毛なやり取りを続けることもあります。それは仕組みの複雑さであったり、時には妨害であったり、色々な理由で心が萎えることが沢山起こります。
それでも淡々と、戦うのではなく 前向きに進んで来た冨美さん。
本当に穏やかな話し方と、いつも笑顔で、とてもそんな苦境を乗り越えたとは感じさせません。共通の知人からご紹介頂き、ギフトショウの会場でお会いしたのですが、たまたま出身大学がご一緒だったり、他にも共通の知人がいることがわかり、驚きました。今回 Knock Knock Japan Departmentでもアクリル枡をご紹介することが出来る様になり、ご縁の不思議を感じます。

日本人には馴染み深いけれど、昨今では使わなくなってしまった枡ですが、日常遣いだけでなく、今流行りのキャンプにも気軽に使えて、ぴったり。日本の伝統的な文様を使ったものではありながら、デザインがモダンで、日本酒だけではなく、ビールやワインにも良く合います。また、花器として使われている方やジュエリーケースとしてもお使いいただける、置いておいても映えるアクリル枡。クメール柄のご購入により、カンボジアの技術支援となります。
是非お手に取って頂きたい商品です。
冨美さんの 会社のHPはこちらからhttp://tomonari-japan.com
masu/mas のHPは こちらから。http://www.masmas-jp.com/

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